気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2007年5月31日付
●東京大気汚染訴訟、国が都60億拠出、原告団「和解へ前進」(読売・1面)
●松下305万台リコール、レンジ・冷蔵庫、衣類乾燥機発煙や発火23件(読売・2面)
●ガソリン価格8週連続上昇(読売・8面)
●車リサイクル基準達成(朝日・13面)
●ダイムラー3500台リコール(日経・38面)
●マツダ元社員らを逮捕、詐欺容疑、架空の広告費を請求(日経・39面)
ひとくちコメント
「トヨタでもも大作戦」---こんな筆文字のキャッチコピーにプリウスを積んだ荷車を引く桃太郎侍の可愛らしい童画。まるでおとぎ話の絵本の1ページのようだが、きょうの東京、日経を除く各紙にカラーの全面広告として掲載されている。
広告主はトヨタ自動車で、「残価設定型プラン」をアピールする販促用の広告である。「残価設定型プラン」とは、車両価格の一部をあらかじめ残価として設定し、残りの金額を分割払いにする方法だが、桃太郎をイメージキャラクターとしているところが興味深い。
とりわけ、渡辺捷昭社長は「桃太郎の大ファン」。「日本一」という旗を掲げ、世のため人のために鬼退治をする桃太郎は「現代にも通じる理想のリーダー」と言い切るきるほど。その桃太郎を起用して販促に一役買ってもらおうという狙いのようだが、果たして、「めでたし、めでたし」ということになるか???