エアバス A380、空飛ぶクルーズ船…デザインの可能性を拡大する

自動車 ニューモデル 新型車
エアバス A380、空飛ぶクルーズ船…デザインの可能性を拡大する
エアバス A380、空飛ぶクルーズ船…デザインの可能性を拡大する 全 20 枚 拡大写真
4
 2つの方向性、実用段階での機内イアウト

旅客機の客室レイアウトといえば、通路があって座席が前から後方に向かって整然と並ぶ単純なものが長年続いてきた。総2階建てと広いスペースを実現したA380には、従来にない機内レイアウトや快適な空の旅を演出するデザインが求められていい。

たとえば、格安を売り物にした“オールワンクラス”の「エコノミー・コンビライナー」や、“世界一周旅行者のための豪華ツアー”用の「プレミアム・スカイクルーザー」でが考えられる。

【画像全20枚】

前者は複数の旅行会社が共同でA380をチャーターし、一定区間の往復便や三角ルート回遊用として活用する。旅行者は従来型機より安く利用でき、運用側ではエアライン別の振り分け作業省略など、手配コストの削減にも寄与しそうである。プレミアム・スカイクルーザーは、個室の設定やラウンジの設置などで乗客の快適性を確保した、“空飛ぶ5スターホテル”だ。

人々のライフスタイルや旅行経験が多様化しているので、これらの提案に近いものは実現するかも。エコノミーやプレミアム市場以上に大事な顧客である、国際ビジネスパーソンのための“空飛ぶオフィス“も必要だろう。アイデアは尽きないが、A380の機体には可能性のスペースがたくさんある。

実用型の客室は個々のエアラインのテイストでデザインされる。客室のカラーリング、座席の形状や色合いなどがお披露目されるので、またその際に“A380のインテリアデザイン学”を紹介したい。

  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4

《浜田拓郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  2. サーキットも通勤路も楽しくなる! スポーツタイヤの“リニアな気持ち良さ”を体感せよ~カスタムHOW TO~
  3. コックピット見えた! 2027年型ポルシェ『718ケイマンEV』、衝撃の価格も発覚
  4. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  5. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る