【D視点】アマガエルに癒される…新型マツダ デミオ

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【D視点】アマガエルに癒される…新型マツダ  デミオ
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風と水がテーマ

資本自由化に備えて、日本の多くのカーメーカーが海外カーメーカーとの資本提携を模索する時期があった。マツダはバブル崩壊による経営悪化から1996年にフォードグループの一員となる。この年に誕生した初代デミオは、トールボディのコンパクトカーのはしりで、ほのぼのとしたカントリールックが特徴だった。

フォードグループの一員となってから生まれたのが2代目デミオで、「Zomm-Zoom」をブランドメッセージとし、初代とは打って変わって、誰にでもわかるコンサバティブなスポーツイメージをマーケットに浸透させていった。

マツダは3代目デミオを、「進化したズームズーム」を具現化した商品の第一弾としている。コンサバティブなスポーツイメージから始まった2代目のデザインが、3代目でようやくオリジナリティがあると言えるレベルに達したことを宣言したのであろう。

2006年ロサンゼルスモーターショーの『流』、2007年デトロイトモーターショーの『流雅』、そしてジュネーブモーターショーでの『葉風』など、デザインテイストの一貫したコンセプトカー連作は、「進化したズームズーム」を現実味のある言葉にしている。

風や水流といった自然の造形をクルマのデザインテーマとするのは日本オリジナルだ。しばらくはマツダの新型車から目が離せない。

D視点
デザインの視点

筆者:松井孝晏(まつい・たかやす)---デザインジャーナリスト。元日産自動車。「ケンメリ」、「ジャパン」など『スカイライン』のデザインや、社会現象となった『Be-1』のプロデュースを担当した。
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《松井孝晏》

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