【ドイツ ミドルクラスセダン徹底比較】歴代モデルで見る5シリーズ、A6、そしてEクラス

自動車 ニューモデル 新型車
【ドイツ ミドルクラスセダン徹底比較】歴代モデルで見る5シリーズ、A6、そしてEクラス
【ドイツ ミドルクラスセダン徹底比較】歴代モデルで見る5シリーズ、A6、そしてEクラス 全 52 枚 拡大写真

1980年代…2代目5シリーズ(E28型)が登場

1981年、BMWの『5シリーズ』は2代目(E28型)にフルモデルチェンジする。エンジンは新世代に移行し、この頃から自慢の直列6気筒エンジンは、軽量な「ライトシックス」系と高出力系の「ビッグシックス」系に分かれるようになる。BMWの直6が「シルキーシックス」の異名を確立した時代だ。

またこの2代目5シリーズから、BMWのモータースポーツ部門であるM社が開発した初代『M5』(1985年)が登場している。そこに搭載されたエンジンは、BMWのミッドシップスーパースポーツ「M1」(1978年)譲りの3.5リッター直6・4バルブユニットだった。

◆1980年代…初代Eクラス(W124型)が誕生

ライバルであるメルセデス・ベンツは、従来のコンパクトクラスを1984年にフルモデルチェンジし、初代『ミディアムクラス』(W124型、1984 - 95年)として発売した。これは1982年に最小クラスとなる190シリーズ(W201型)が加わったことを受けてのもの。空力や軽量化を追求したモダンなスタイリングは、当時のSクラスや190同様、社内デザイン部門のチーフであったブルーノ・サッコが手がけたものだ。

1993年にはこのモデルが『Eクラス』を名乗るようになり、名実ともにここに初代Eクラスが誕生する。このW124型は、今でも多くのファンがメルセデス・ベンツの傑作セダンとして筆頭に挙げる評価の高いモデルとなった。

◆1980年代…アウディは「クワトロ」を採用

この1980年代、BMWやメルセデス・ベンツとは異なる手法で、独自のブランドイメージを確立したのがアウディだ。3代目『アウディ100』(C3型、1982 - 91年)は、徹底的に高められた空力性能、改良型の直列5気筒エンジン、そして1984年からフルタイム4WDシステム「クワトロ」を採用し、全天候型オンロードカーという独自の道を究めてゆく。

  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4
  6. 5
  7. 6
  8. 続きを読む

《丹羽圭@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  2. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  3. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  4. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
  5. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る