【ドイツ ミドルクラスセダン徹底比較】歴代モデルで見る5シリーズ、A6、そしてEクラス

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【ドイツ ミドルクラスセダン徹底比較】歴代モデルで見る5シリーズ、A6、そしてEクラス
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◆1990年代…3代目5シリーズ(E34型)登場。バリエーションや搭載エンジンを拡大

1988年、BMWの『5シリーズ』は3代目(E34型、1988 - 98年)に発展する。スタイリングは最上級セダンの7シリーズ譲りとなり、ボディサイズは現在の5シリーズに近いものとなった。自慢の直6エンジンは徐々にDOHC・4バルブ化され、また新たにV8エンジンも採用。さらにフルタイム4WDの設定やステーションワゴンの「ツーリング」(1991年)も、この3代目から始まっている。

同時にM5も2代目に進化した。M社製の直6・4バルブユニットは従来の3453cc・286psから3535cc・315psにパワーアップ。1993年には3795cc・340psとなり、自然吸気による市販車用の直6エンジンとしては、究極とも言える性能を誇った。


◆1990年代…メルセデス・ベンツは直6からV6へ移行

1995年には2代目『Eクラス』(W210型、1995 - 2002年)が登場する。メルセデス・ベンツとしては当時斬新だった丸目4灯ヘッドライトを採用するなど、同社が重厚長大なイメージから脱却を図り始めたモデルだ。同時に安全性がそれまで以上に厳しく問われる時代となり、ESPなどの電子制御デバイスも急速に進化。そして1997年以降、メルセデス・ベンツは当時大きな課題となっていた衝突安全性をクリアすべく、従来からの直列6気筒エンジンを廃止し、V型6気筒エンジンへ換装することを決断する。


◆1990年代…アウディからは初代「A6」が誕生

1994年、アウディからは初代『A6』(1994 - 97年)が誕生する。ただしこの初代A6は、実質的には4代目アウディ100(C4型、1991 - 94年)のマイナーチェンジモデルであった。

そして1997年には完全な新型となる2代目A6「C5型」(1997 - 2004年)が登場。ファストバック風の個性的なスタイリングで話題となった。なお、このモデルからステーションワゴンであるA6アバントの車高を上げてクロスオーバーSUVとした「オールロード・クワトロ」が登場している。
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《丹羽圭@DAYS》

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