[ベントレー コンチネンタルGT]現代性と歴史のはざまでデザイン

自動車 ニューモデル 新型車
[ベントレー コンチネンタルGT]現代性と歴史のはざまでデザイン
[ベントレー コンチネンタルGT]現代性と歴史のはざまでデザイン 全 12 枚 拡大写真

ベントレー『コンチネンタルGT』がフルモデルチェンジし2世代目となった。

デザインコンセプトは「先代のデザインアイコンをベースに、より近代的でダイナミック、そしてさらにマニッシュでマスキュラーな表現を構築する。これがコンセプトでした」というのはベントレーモーターズ、ヘッド・オブ・インテリアのロビン・ペイジさんだ。

ペイジさんは、ベントレーでデザイン開発を始める際には必ず行うことがあるという。それはインスピレーションを得るためのビジュアルボードを作ることだ。ボードは大きく2つのテーマに分かれる。

ひとつは「現代性」の領域で、ここから新しい時代にマッチしたインスピレーションが得られる。もうひとつは、ベントレーの「歴史」や「クラフトマンシップ」などを表すもので、これまでの細やかなディテールなどがあり、そこからベントレーらしさのインスピレーションを得るのである。

今回のモデルをデザインする際の現代性の領域では、アスリートの写真が選ばれた。「これは贅肉のない、本当に緊張感のある鍛え抜かれた筋肉の美しさ、スポーティさを表しているのです」という。他にも、シンプルなラインでありながら、その形状は、強烈な印象を与えるようなオブジェや、モダンな宝飾品、技術、先進性を表すようなものもあった。そしてこれらを昔からの職人芸やクラフトマンシップの中に溶け込ませるようにしてデザインするのだという。

では、ビジュアルを選ぶのはどういう基準なのだろうか。「プロジェクトの開始時に、皆でどのような方向性にするのかを議論し、その方向性に合ったイメージをいくつかピックアップします。その後、もう一度それを見ながら確認し、同意に持っていくのです」。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る