GM、中国企業のサーブ買収に反対…技術流出に懸念

自動車 ビジネス 企業動向
サーブ9-5
サーブ9-5 全 1 枚 拡大写真

10月28日、中国企業2社に買収されることで合意したスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。この買収計画について、元サーブオーナーのGMが反対の意思表示を行った。

これは4日、『ロイター』が報じたもの。GMの広報担当、ジム・ケイン氏の「GMは今回の中国企業によるサーブ買収計画を支持しない。当社の中国合弁パートナーや世界中の関係者に、悪い影響を与えるからだ」という声明を伝えたのだ。

GMは2010年1月、傘下のサーブをスパイカーカーズ(現在のスウェディッシュオートモビル)に売却。現在でもサーブの全株式の約1%を保持するとはいえ、GMはなぜ、中国企業によるサーブ買収に反対するのか。

同メディアによると、現行のサーブ主要車種(『9-5』や『9-4X』など)は、GMのコンポーネンツを多く採用。これらサーブ車に使われているGMの技術が、中国企業に流出するのを懸念しているという。

サーブは、中国のパンダオートモビルトレード(厖大汽貿集団)とヤングマン(青年汽車集団)の2社に売却される計画だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  3. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  4. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  5. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る