【レクサス GS 開発ストーリー】レクサスブランドの屋台骨

自動車 ニューモデル 新型車
レクサスGS
レクサスGS 全 6 枚 拡大写真

レクサスは一部報道陣に対し、12月に発表されるレクサス『GS』を公開した。

【画像全6枚】

「GSの名前の由来は“Grand Touring Sedan(グランドツーリングセダン)”。現在のグランドツーリングセダンは、高性能かつ、強い存在感を持ったクルマと称していますが、レクサスは、これらに加え、ユーザーの心に響く感性価値を併せ持ったクルマと定義しています」とはレクサス本部製品企画チーフエンジニアの金森善彦さん。

次期GSのミッションは、「日本では2世代目となるレクサスの頭出しモデルとして、メッセージや新技術をアピール。そして、ブランドの大幅な進化を世に提示すること。また、次世代のレクサスフェイスや走りを含め、このGSが大変革を遂げレクサスブランドの屋台骨を担うクルマに昇格することです」。

金森さんは、「とにかく強い個性のクルマにしたい。見ただけ、乗っただけでその良さが分かってもらえるクルマにしたい」とその思いを語る。「現行GSのマイナスイメージを一切払拭するつもりで企画しました。内外デザインだけではなく、パッケージや走りも全てです。まさに大変革。継承するものは代々GSが積み重ねてきたチャレンジ精神だけだと言っても過言ではありません。今回は感性に響く楽しい走りにチャレンジしているのです」という。

もうひとつGSには大事な使命がある。「ジャーマン3の独壇場となっているミッドラグジュアリー市場のボリュームゾーンにこのGSをしっかり位置づけ、本格グランドツーリングセダンに昇華させていくことです」とし、このクラスに欠かせない、実用性を備えたパッケージというセダンの基本をしっかり見直したうえで、デザイン、走り、ハイブリッドという魅力の3本柱でユーザーに驚きと楽しさを提供したい」と考えを述べた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『CB1000F』早くも受注が1600台超に、年間生産計画5000台…CBオーナーイベント復活も計画
  2. AE86は今いくら?『頭文字D』登場車の市場を分析
  3. トヨタ『カムリ』新型に「GT-Sコンセプト」、スポーツセダンの新境地を提示…SEMA 2025
  4. トヨタ『RAV4』新型、パワーと燃費向上の第5世代ハイブリッド搭載…12月米国発売へ
  5. BMW 7シリーズ 初のスーパーセダン『M7』登場!? SUV版『X7M』も同時発売か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る