水面下のF1エンジニアリング戦争

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
F1マレーシアGP
F1マレーシアGP 全 3 枚 拡大写真

メルセデスAMG代表のロス・ブラウンが、DRS連動型Fダクトが低コストでもコピーは困難と語ったのは既報の通り。このロス・ブラウン発言の背景には、数日前にロータスのジェームズ・アリソンが語ったコメントに対する皮肉が感じられる。

ブラウンの発言前に公になっていたジェームズ・アリソン(ロータス)のコメントだ。

「高コスト化に繋がるよ。つまり開発競争激化の引き金になるということだ! (メルセデスAMGのデバイスは)新発明でも何でもない。レースカーエンジニアリングの世界では太古から知れ渡っている方法であり、それはF1で禁止されたやり方だというのがエンジニア大多数の意見だ」

そんなアリソンの指摘がブラウンの神経に触れたようである。ドライバー操作による可動空力デバイスという論点は、指摘したアリソンも副次的な結果であることは認めている。F1では持つ者と持たざる者との間で交わされる議論のテーマが存在する。上海ではこの部分を中心に再び議論が交わされるのではないだろうか……。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る