BMWが9月27日、フランスで開幕するパリモーターショー12でワールドプレミアする『コンセプト アクティブ ツアラー』。同車の駆動方式に注目だ。
コンセプト アクティブ ツアラーは、コンパクトボディに広い室内を備えているのが特徴。BMWが近い将来、小型MPV市場への参入を示唆したコンセプトカーだ。
コンセプトカーということで、プラグインハイブリッド(PHV)パワートレインを搭載しているが、注目すべきは、その駆動方式。BMWといえば、これまでFR駆動を基本としてきた。しかしBMWは、「コンセプト アクティブ ツアラーのエンジンは後輪を駆動しない。前輪を駆動する」と説明。初めて、FF方式を採用することが告げられている。
コンセプト アクティブ ツアラーは、フロントにレイアウトした新開発の1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンが、前輪を駆動。リアアクスルに置かれるモーターが後輪を駆動する4WDだ。しかし、PHVではない通常の市販バージョンでは、FFを基本に登場する可能性が高い。
2013年にも市販に移されると見られるコンセプト アクティブ ツアラー。そのネーミングは、『1シリーズGT』が有力だ。