ドンナイ第6、第6A水力発電所計画の中止を提案 ユネスコ‐ベトナム

エマージング・マーケット 東南アジア
ユネスコwebサイト
ユネスコwebサイト 全 1 枚 拡大写真

11月29日付のグイラオドン電子版などによると、国連教育科学文化機関(ユネスコ)はこのほど、ドンナイ省人民委員会およびドンナイ生物圏保護区管理委員会に対し、ドンナイ第6水力発電所プロジェクトおよびドンナイ第6A水力発電所プロジェクトの中止を各管轄機関により強く申し入れることが必要とする提案を示した。

ドンナイ生物圏保護区は、2011年6月28日にユネスコから公認を受け、国内および海外の科学コミュニティもその生物多様性、歴史的な伝統、文化的な空間を高く評価している地域だ。しかし、ユネスコによれば、「生物圏保護区の中心部にこれら2つの水力発電所が建設されれば、生物多様性と歴史的価値の保全、さらには人々の生活にも悪い影響が及ぶ」と指摘。この2案件を中止させるために、各管轄機関へのより強い働きかけが必要だとしている。

 ユネスコの「人間と生物圏(MAB)」計画委員会では、「環境作用を評価段階の事案は、各国際公約に留意しなければならない。ドンナイ生物圏保護区は、先日ブラジルで行われた国連持続可能な開発会議(リオ+20)でユネスコが提案した「地球規模のグリーン経済・グリーン社会の構築」に貢献するものでなければならない」と念を押したという。

朝妻 小津枝

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  2. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  3. 三菱『デリカD:5』18年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
  4. 日産、NISMO特別モデルと フェアレディZ 改良新型を発表へ…東京オートサロン2026
  5. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  6. トヨタ『RAV4』新型、日本精機のスロープ表示ヘッドアップディスプレイ初搭載
  7. トヨタ『RAV4』新型、3つのスタイルで登場…まずはハイブリッドを450万円から発売
  8. ヤマハが新基準原付を2026年3月、日本発売へ…台湾から『ジョグ125』導入
  9. 日産『セレナ』改良新型、「LUXION」「ハイウェイスターV」が新グリルで表情一新…278万5200円から
  10. ホンダ『ステップワゴン』30周年記念車、マルチビューカメラなど快適装備を追加…409万8600円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る