マレーシア、2012年の成長率見通し5.1%へ…13年も5.6%に

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア経済研究所(MIER:MALAYSIAN INSTITUTE OF ECONOMIC RESEARCH)
マレーシア経済研究所(MIER:MALAYSIAN INSTITUTE OF ECONOMIC RESEARCH) 全 1 枚 拡大写真

独立系シンクタンクのマレーシア経済研究所(MIER)は、2012年通年の国内総生産(GDP)成長予想を4.9%から5.1%に上方修正、来年についても5.4%から5.6%に引き上げた。

「国家経済アウトルック会議2013-2014」に出席したザカリア・アブドル・ラシド理事は、内需が引き続き好調を維持するとみられ、内需が外需の低迷を相殺すると分析。6%の経済成長を達成するにはユーロ危機が回避され、世界経済の牽引役である中国の持続的成長が欠かせないが、下振れリスクとしては▽米国の「財政の崖」▽ユーロ問題の継続▽中国経済のさらなる減速▽内需や民間投資の減速——を挙げた。

また物価上昇率については当面1.7%前後で推移するが、来年は2.5%程度まで上昇すると予想した。対GDP比率で52%となっている財政赤字については、政府が55%以下としているものの懸念が残ると指摘。ただし日本と同様に債務のほとんどが対内債務であり対外債務比率は5%以下だとした。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  6. 軽自動車よりも小さい! 15歳から運転できるオペル、約132万円から販売
  7. 王者アルファードを超えるか? メルセデスベンツの次世代高級ミニバンに熱視線!「車の域を超えてる」
  8. ブリヂストン史上最長、約13万kmの走行保証…新タイヤ「トランザ エバードライブ」米国発売
  9. 日産が経営再建計画「Re:Nissan」を発表---7工場閉鎖、2万人削減、2026年度黒字化
  10. ジープの最小モデル『レネゲード』が2027年にフルチェン! これが市販型デザインだ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る