「3月の総選挙実施の可能性大」華字紙が指摘…与党にとり最も有利な時期

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの与党連合・国民戦線(BN)を構成する統一マレー国民組織(UMNO)
マレーシアの与党連合・国民戦線(BN)を構成する統一マレー国民組織(UMNO) 全 1 枚 拡大写真

4月28日で任期満了となる下院議会の解散・総選挙が秒読み段階に入ったが、華字紙「星洲日報」は与党連合・国民戦線(BN)にとって最も適している時期であることから3月実施の可能性が最も高いと分析している。

4月の解散もしくは任期満了まで引っ張って自動解散となる可能性については、有権者に政府が万策尽き果てたような印象を与え、支持率にマイナス影響を与えかねないため可能性は低いとしている。仮にナジブ・ラザク首相が解散を宣言しない場合には下院議会は4月28日で開催となり、60日以内、すなわち6月28日以前に総選挙が実施されることになる。

それでは1月もしくは2月の実施はどうかというと、1月だとBN内も議席配分などの選挙準備が済んでおらず時期尚早と考えられる。一方、2月は中国正月(10、11日)があるほか、低所得者向け一時給付金「1マレーシア・ピープルズ・エイド(BR1M)」の第2弾、「BR1M2.0」の給付が始まったばかりだ。「BR1M2.0」効果が持続する3月が政府・BNにとって最も都合がいいと考えられる。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  6. 日本初のクルマ専用「除湿剤」が登場、最長180日間快適に
  7. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
  8. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  9. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  10. 「もう一つのBMW」が「BMW」に…アルピナの60年
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る