ナジブ政権への支持率、63%に低下 過去16か月で最低に=世論調査機関 マレーシア

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世論調査機関のムルデカ・センターが12月に行った調査によると、ナジブ・ラザク内閣の支持率は63%となり、11月の65%から2ポイント下降した。過去16か月で最も低い支持率となった。

23%がナジブ政権に「たいへん満足」、40%が「やや満足」、20%が「やや不満」、10%が「大変不満」と回答した。民族別ではマレー系が77%と最も支持率が高く、11月比で2ポイント改善した。インド系は同8ポイントアップの76%。一方、華人は同比12ポイントマイナスの34%だった。

また男女の比較では、女性の方が男性より支持率が13%高かった。世代別では、60歳以上が74%と高かったが、21-30歳では56%と全体平均を大きく下回った。所得層でみると、世帯月収1500リンギ以下の支持率は80%と高かったが、5000リンギ以上では52%にとどまった。

政府に対しては、45%が「満足」、30%が「不満」、8%が「怒っている」と答えた。民族別ではマレー系の67%が満足と回答したが、インド系と華人の満足度はそれぞれ35%、6%と低かった。

与党連合・国民戦線(BN)に対しては、47%が「満足」、30%が「不満」、7%が「怒っている」と回答した。

同調査はマレーシア半島部に住む21歳以上の成人1018人に対して電話で聴き取ったもの。2012年12月15日から28日にかけて実施された。

広瀬やよい

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