【F1 スペインGP】アロンソ、7年ぶりの母国GP優勝

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
2013年 F1 スペインGP
2013年 F1 スペインGP 全 10 枚 拡大写真
フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がスペインGPを制した。アロンソのバルセロナにおける優勝は実に2006年以来となる7年ぶりだ。タイトルリーダーのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)やフロントローを独占したメルセデスAMGの2台が脱落する中、アロンソにチャレンジしたのはキミ・ライコネン(ロータス)だった。

タイヤ温存が非常に重要だったレースで、アロンソはスタート直後からチャージを敢行した。スタート直後にベッテルはメルセデスAMGの2台の間に割って入ったが、アロンソはT3でライコネンとハミルトンのアウトサイドから3番手を奪う。

ロズベルグ(メルセデスAMG)の転落は12周目から始まった。まずアロンソがT1のアプローチでロズベルグをパス。続いて同じ周回の内にベッテルとライコネンもロズベルグの前に出た。トップに躍り出たアロンソは、集団を引き離しにかかった。

ベッテルとアロンソはどちらも4ストップを狙っていることが明らかだったが、圧倒的なペースを発揮したのはフェラーリの側だった。これに対しライコネンのストラテジーは3ストップでベッテルの後方に閉じ込められる一幕もあったが、33周目にレッドブルを抜いて2番手となる。

レース終盤、ライコネンは1ストップを残す時点でアロンソに数秒先行していたが、最後のストップでフレッシュタイヤを装着したアロンソが毎ラップ2秒のペースでギャップを埋めにかかった。アロンソは勢いを保ったままロータスをパスして、その後は一気にギャップを12秒まで拡大した。

ライコネンには、さらにマッサ(フェラーリ)の脅威に晒されるが、終盤にタイヤ劣化のためにマッサの勢いは衰えた。ベッテルも終盤にタイヤ劣化に悩まされポジションを4位とし、チームメートのマーク・ウェーバーがこれに続いた。メルセデスAMGの不振は著しく、ロズベルグが3ストップで6位フィニッシュ、チームメートのハミルトンはまさかの周回遅れで12位、ポイント圏外に甘んじた。

1. アロンソ(フェラーリ)
2. ライコネン(ロータス)
3. マッサ(フェラーリ)
4. ベッテル(レッドブル)
5. ウェーバー(レッドブル)
6. ロズベルグ(メルセデスAMG)
7. ディレスタ(フォースインディア)
8. バトン(マクラーレン)
9. ペレス(マクラーレン)
10. リチャルド(トーロロッソ)

11. グティエレス(ザウバー)
12. ハミルトン(メルセデスAMG)
13. スーティル(フォースインディア)
14. マルドナド(ウィリアムズ)
15. ヒュルケンベルク(ザウバー)
16. ボッタス(ウィリアムズ)
17. ピック(ケータハム)
18. ビアンキ(マルシャ)
19. チルトン(マルシャ)

DNF ベルニュ(トーロロッソ)
DNF ヴァンデルガルデ(ケータハム)
DNF グロージャン

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 【プジョー 3008 新型試乗】全身鋼のような硬さに満ち溢れる。これが新時代のプジョーか…中村孝仁
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. メルセデスベンツ初のEVワゴン、CLAシューティングブレーク新型…IAAモビリティ2025
  5. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る