選挙公約実施に法的拘束力なし、控訴審が初の判断 マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

選挙公約の実施が法的義務に当たるかどうかを巡る裁判で、プトラジャヤの控訴裁判所は5月13日、セランゴール州の訴えを認めて公約実施の義務はないとする初めての判断を示した。

野党連合・人民同盟(PR)が2008年の総選挙の際にマニフェストに盛り込んだ内容が実現されなかったとして、シングルマザーの団体、セランゴール・シングルマザー協会のメンバー2020人が訴えていたもの。団体は人民正義党(PKR)、汎マレーシア・イスラム党(PAS)、民主行動党(DAP)が政権を握るセランゴール州政府に対して、1090万リンギの手当て支払いを求める訴えを起こした。セランゴール州政府およびアブドル・カリド首相は訴えの取り消しを求めたが、高等裁判所はこれを却下していた。

控訴裁判所のモハマド・ヒシャムディン裁判官らは、アブドル・カリド首相および州政府側の弁護士、A.ヴィシュヌ・クマル氏による申し立てに同意する考えを示した。申し立ての内容は選挙公約であるマニフェストは法的拘束力のある文書ではないとするもの。また、シングルマザーの団体が手当てを求める裁判を起こした時期について、2008年3月から3年内であるべきだったが、2012年11月に申し立てられたため期限が過ぎているため民事訴訟では無効となるとも指摘した。

マニフェストでは、月間100リンギの手当てをシングルマザーに支払うとされていたが、野党連合が政権を担った後も実現しなかった。団体側の弁護士は、マニフェストの内容は契約と同様、守られるべきと主張していた。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『セリカ』ついに復活へ、GRスポーツ戦略は3本柱に?
  2. 「今年は本格SUV熱い」年内復活の三菱『パジェロ』、デザイン予想が加熱! SNSで注目に
  3. 全取締機に対応! ユピテル、レーザー&レーダー探知機2機種を発売 制限速度表示など新機能も
  4. トヨタ、『カローラ スポーツ』を一部改良…『カローラ』誕生60周年記念車も登場
  5. スバル『レヴォーグ』は次期型を待つべきか、現行型を買うべきか…ストロングハイブリッド投入時期は?
  6. 光岡自動車、新型車のティザー画像第2弾を公開…デビューは11月
  7. 【スズキ ワゴンR 新型試乗】「MTが少ない」と嘆くあなたに、『ワゴンR』があるじゃない…中村孝仁
  8. 置くだけ20秒設置、スズキ『スペーシア』系列専用「LEDコンソールボックス」発売
  9. ホンダ『プレリュード タイプR』始動か!? VTECターボ搭載、330ps超の史上最強クーペ誕生へ
  10. ホンダアクセス、『フィット』向け「テックマチックシステム」改良…マルチビューカメラ装備車にも対応
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  2. 手放し走行で累計2000万km超、BMWの先進運転支援「Highway Assistant」…高速道路で最高130km/hまで手放し走行可能に
  3. 自動車業界の現場が直面しているサイバーセキュリティの課題と実態【自動車セキュリティ解説 第1回】
  4. 神奈川個人タクシー、電脳交通のクラウド配車システム「DS」導入…S.RIDEとUberにも対応
  5. 東京海上日動パートナーズ、全国8エリアの代理店を一社化…7月に新会社「TNP」発足
ランキングをもっと見る