低燃費の携帯用コンロと充電器を兼ねた環境に優しい装置を、マレーシア科学大学(USM)機械工学部のズルキフリー・アブドラ教授らのグループが3年かけて開発した。
アルミナを材料とし炭素ケイ素でコーティングされた多孔性セラミックを燃焼の媒体とする仕組みで、一酸化炭素や窒素酸化物の排出を抑えた。摂氏650-660度の温度になる通常のコンロに比べ、半分の燃料消費量で温度が720度まで上がるという。
熱電変換装置が付属しており、調理をしながら携帯電話やパソコンなどに充電することができる。コストは400リンギほどだという。