マレーシアのヘイズ、ジョホール州で非常事態宣言…その後は改善傾向に

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア半島南部で広がっていたヘイズ(煙害)は6月23日にジョ ホール、マラッカ州で「危険」レベルが3か所に増え、ナジブ・ラザク首相がジョホール州ムアルとレダンを対象に非常事態を宣言した。

その後、半島南部ではヘイズは改善傾向をみせ、大気汚染が著しい地域は北上する様相をしめしており、24日午前7時には「危険」がネグリ・センビラン州ポートディクソン1か所 のみ、同日午前11時にはゼロとなった。同日午前11時時点で「極めて不健康」はセラン ゴール州クラン、ポートディクソン、トレンガヌ州クママンの3か所。「不健康」レベル は、クアラルンプール、セランゴール州ペタリンジャヤ、同州シャアラムなど21か所。

非常事態が宣言されたムアルでは、23日午前7時の時点で大気汚染指数(API)が746に達した。これは1997年9月23日にサラワク州クチンで839を記録したのに次ぐ高い数値。マラッカ州ブキ・ランバイや同州マラッカでも一時300を超えた。API は、0 - 50が「良好」、51 - 100は「中程度」、101 - 200は「不健康」、201 - 300は「極めて不健康」、300以上の数値は「危険」レベルとなっている。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  5. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  6. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  7. ヤマハ『R7』が全面進化! 電子制御、シャシー刷新で示す「ミドルスーパースポーツの新たな可能性」
  8. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
  9. V3エンジンを電子加給! ホンダ『V3R 900 E-コンプレッサー』をEICMAで初公開、量産に向け開発中
  10. BYDの軽EV『ラッコ』をどう売っていくのか? 日本専用開発のねらいを東福寺社長に聞いた
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る