バッテリー搭載電車、英で試作がスタート

鉄道 テクノロジー
英国でバッテリー搭載電車の試作プロジェクトが開始。写真は試作車に改造されるクラス379とほぼ同形の車両。
英国でバッテリー搭載電車の試作プロジェクトが開始。写真は試作車に改造されるクラス379とほぼ同形の車両。 全 2 枚 拡大写真

英国の鉄道インフラを保有・管理するネットワーク・レールはこのほど、英運輸省や鉄道会社、車両メーカーなどと共同で、非電化区間で走行可能なバッテリー搭載電車の試作を開始したと発表した。非電化路線をまたぐ直通運転での導入に向け、実用化の可能性を探る。

試作車には、イングランド東部で列車を運行する鉄道会社「グレーターアングリア」のクラス379電車を使用。製造メーカーのボンバルディア社が、リン酸リチウム、ナトリウム塩化ニッケルの2種類のバッテリーを搭載する改造を行う。

バッテリーは単体での試験を経た上で車両に搭載。試験施設内でのテストののち、電化路線でパンタグラフを使わずに試運転や営業列車としての運転を行う。試験は2014年末まで行われる予定。

英国の鉄道電化率は約40%で、欧州主要国や日本に比べ低い。現在はイングランド南西部を走るグレート・ウェスタン本線などで電化計画が進んでいる。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  4. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る