日本化薬、マレーシア・セレンバンの自動車部品工場が10月に稼働

エマージング・マーケット 東南アジア

薬品、自動車部品メーカーの日本化薬は、ネグリ・センビラン州セレンバンにおいて建設中の自動車安全部品製造工場を10月に運転開始する。建設には、2億4,000万リンギが投じられた。

工場では、関係会社のセイフティシステムズが日本で生産していたスクイブ、ガス発生剤、エアバッグ用インフレータ、シートベルト・プリテンショナー用マイクロ・ガス・ジェネレータなどを生産する。今後5年で300人分の雇用を創出すると見込まれている。

日本化薬は2月に、10万リンギを投じてマレーシアにカヤク・セイフティ・システムズ・マレーシアを設立し、工場設立のためセレンバンにおいて土地を購入すると発表した。マレーシア工場はセイフティシステムズにとり、5カ所目となる。これまでに日本、チェコ共和国、メキシコ、中国に工場を設立しており、新たに東南アジア諸国連合(ASEAN)を加えたグローバル5極体制を構築し、自動車安全部品のグローバル供給体制を強化する方針だ。

広瀬やよい

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