マレーシア債務残高、GDP比55%の基準に迫る

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシアの債務残高が2013年時点で5412億9200万リンギに達し、国内総生産(GDP)比55%に定めている法定基準に迫っている。

新たな国債発行が難しくなれば、首都圏大量輸送システム(MRT)や軽便鉄道(LRT)延長、ジョホール州ペンゲランの石油精製・石油化学コンビナート(RAPID)などのインフラ計画に影響が出る可能性がある。

財務省が発表した「2013/14年経済リポート」に基づけば、2013年のGDP比55%は5432億2135万リンギとなる。債務残高はGDP比54.8%に達しており、55%の上限に達するまで19億2925万リンギを残すのみとなる。

MRTやLRT延長、RAPIDなどは官民共同で行なっているが、政府がかなりの額について債務保証を行っており偶発負債のリスクがある。これを合算すると1480億リンギを超え、これを債務残高に含めるとGDP比で60%を突破することになる。

伊藤 祐介

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