ペトロナス、100億リンギ規模の事業を6社に発注

エマージング・マーケット 東南アジア

国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)はマレーシア企業6社に対し、オフショア・プラットフォームの稼動およびメンテナンスなどのパッケージ13件を発注した。契約は向こう5年間で、規模は100億リンギを超える。

受注したのは▽ケンチャナHL▽ダヤン・エンタープライズ▽ペトラ・リソーシズ▽PBJV▽チャリミン・エンジニアリング・サービシズ▽シグル・ロス--。既に始動しているプロジェクトも含まれており、ペトロナス・チャリガリやサラワク・シェル、マーフィー・サラワク・オイル、ヘス・オイル&ガスなど、ペトロナスと生産分与契約(PSC)を締結している企業に対してサービスを提供する。

CIMBリサーチの石油・ガス(O&G)部門アナリスト、ノルジアナ・モハマド・イノン氏によると、ペトロナスが現在実施している事業の中で最大規模のプロジェクトとなる。

今年、国内のO&Gセクターでは限界油田の開発や石油の増進回収(EOR)プロジェクトなど、安定して発注が行われている。ペトロナスは向こう5年で3,000億リンギの設備投資計画を建てており、向こう数年間では年間600億リンギの投資が見込まれている。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  4. 爆売れ確実? これがトヨタ『ランクルFJ』のピックアップトラックだ! 実現の可能性は
  5. オートリース業界のリーディングカンパニー「SMAS」が掲げる「移動革命」の今と未来…ジャパンモビリティショー2025PR
  6. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
  7. ホンダの新型EV『Super-ONE』、仮想有段シフト制御など新技術搭載…2026年発売へ
  8. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  9. 「ランクルと戦える」日産の大型SUV『パトロール』日本発売へ、SNSでは「売れるんじゃないか?」と期待の声
  10. NISMOが『L型6気筒エンジン用ヘッド変換キット』を限定発売、価格は385万円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る