連邦土地開発庁(FELDA)は9日、世界最大のカリウム生産業者、露ウラルカリーと共同事業体(JV)を設立することで合意、契約を締結した。
FELDAの農園やマレーシア以外の東南アジアの政府系農園に、肥料の三要素の一つであるカリウムを供給する。年間10億リンギの肥料コストの削減が見込まれている。
JVは折半合弁企業で、資本金は500万-1,000万リンギ。来年1月1日より事業を開始する。東南アジアにおける年間売上は100万トン以上と見込まれている。契約期間は5年。
FELDAのモハメド・イサ・アブドル会長によると、マレーシアにおいてカリウムの需要は高まっている。現時点での年間輸入量は50万トン。カリウム価格は、1トン当り400-500リンギとなっている。