日野自動車の関連会社、岡本物流(本社・東京)は、PKTロジスティクスと合弁企業オカモト・ロジスティクス・マレーシアを設立した。ザ・スターが報じている。
岡本物流は、日本のみならず海外においても日野自動車の物流サービスを行っている。日野自動車の海外進出に伴い東南アジアにおいて1992年にインドネシア、1996年にタイに進出した。
日野自動車は、ネグリ・センビラン州セレンバン郊外のセンダヤン工業団地に商用車の組立工場を建設している。面積は17万平方メートルで投資額は1億4,000万リンギ。マレーシア国内向けの小型・中型トラック・バスを製造する。年産能力は1万台。
岡本物流の谷川正俊 常務取締役は、PKTが自動車物流において経験が豊富だったことから合弁先として選んだと述べた。日野自動車のために設計された特殊な物流システムを持つ合弁企業が新たなシナジー効果を生むと期待しているとの見解を示した。
PKTロジスティクスは、合弁企業設立は東南アジア諸国連合(ASEAN)域内における自動車セクター向けの大手物流業者を目指す方針に沿ったものだとしている。