インレー湖が危ない...環境汚染とのはざまに悩むミャンマー屈指観光地の今

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宝石のような湖、インレー湖
インレー湖は、海抜1300メートル程のシャン高原にあり、水は青く澄み渡り、晴れた日には、湖面は日の光により、まさに七色に変化する。

周囲を山と田園風景に囲まれたこの湖は、訪れる人々の心をうばうほどの美しさがある。

また大変浅い湖のため、西部には、水上に建つ家々とそこで暮らす人々、インダー族の風習を見る事が出来る。

Image:by sjdunphy(画像はイメージです)

急速な人口の増加、観光客の増加による環境汚染
しかし、近年、人口や農業地の増加、欧米諸国からを中心とする観光客の急速な増加が、インレー湖の自然環境に悪影響を与えている。

生活排水やごみ、あるいは農薬などによる水質汚染が深刻な問題となっている。以前は、少人数でのんびりと農業を行っていたため、自然の循環の中で浄化されていたものが、近年のビジネス化された農業で、農薬・肥料が大量に投下されるなど、環境に掛かる負荷は大きい。

海外からの観光客の増加にともない、ホテルの数の急増した。ヨーロッパ人観光客の間ではインレー湖はバガンと並ぶ観光地として人気が高く、浮き島や浅瀬にはいくつかのリゾートホテルが建てられている。これらのホテルから流出される、未処理汚染水も環境破壊の原因の一つとなっている。

インレー湖と環境汚染

《ミャンマーニュース》

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