高速道料金値上げ計画、製造業がコスト増懸念…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア製造業連盟(FMM)が会員企業を対象に実施した輸送コストに関する調査で、首都圏クランバレーで各高速道路運営業者が料金値上げに踏み切った場合の影響について、回答者の15%が輸送コストが「25-30%増加」すると答えた。

エッジ電子版が報じた。

「10-20%増加」との回答は18%、「2-10%増加」は46%だった。中小企業では、68%が何らかの影響があると回答した。

回答者の40%が、物流に▽ガスリー回廊高速道(GCE)▽カジャン分散リンク高速道(SILK)▽スンガイベシ高速道(BESRAYA)▽クアラルンプール西部分散システム高速道(SPRINT)--など値上げが予定されているすべての高速道を利用していると回答。ダマンサラ-プチョン高速道(LDP)に至っては全体の71%が利用していると回答した。一方、64%が代替ルートを持っていないと答えた。

FMMは声明の中で、高速道路運営業者に対して「据え置きを強く訴える」とした上で、政府に対して値上げを防ぐための介入を要請した。

政府は昨年末に高速道路を今年1月から値上げする方針を発表したが、国民からの反対意見に押されて実施は先送りされており、ナジブ・ラザク首相は9日、詳細にわたる調査を行った後に正式に決定するとの考えを明らかにしていた。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  2. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  3. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  4. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  5. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
  6. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  7. 「ジムニー顔」モチーフの新作ドリンクホルダーが登場、ネイティブ風オルテガ柄がカワイイ
  8. V8エンジン搭載のレクサスセダン『IS500』がクライマックス! 950万円の特別仕様を発売
  9. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
  10. 晴れた日の洗車が愛車を傷つける! “夏洗車”の落とし穴と対策~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る