JR東日本、「ばんえつ物語」客車をリニューアル…1号車も展望室設置

鉄道 企業動向
リニューアルされる『SLばんえつ物語』客車の1号車。展望室と「オコジョルーム」を設ける。
リニューアルされる『SLばんえつ物語』客車の1号車。展望室と「オコジョルーム」を設ける。 全 2 枚 拡大写真
JR東日本新潟支社は1月24日、磐越西線のSL列車『SLばんえつ物語』で使用している客車をリニューアルすると発表した。

『SLばんえつ物語』の客車は7両編成。4号車は展望車で、新潟方の7号車は2013年から展望室付きのグリーン車となっている。また、2012年からは5号車を「オコジョルーム」とし、沿線に生息しているオコジョをモチーフにした飾り付けがなされた。

今回のリニューアルでは、会津若松方の1号車を「オコジョ展望車両」に改造する。車内は森をイメージしたデザインでまとめられ、車端部に展望室を設置。2号車側は「オコジョの山」「オコジョの原っぱ」「オコジョの森」の3ゾーンで構成される、新しい「オコジョルーム」が設置され、滑り台やボールプールなど子供向けの遊具や遊戯スペースが設けられる。これに伴い5号車の「オコジョルーム」は普通車指定席に変更される。

車体の塗装は2013年から7号車のみ「レトロ調大正ロマン」をイメージした塗装に変更されており、現在は2~6号車と7号車で塗装が異なっている。今回のリニューアルでは2~6号車も7号車と同じイメージの塗装に変更し、編成全体の塗装を統一する。

2014年度の『SLばんえつ物語』は4月5日から運転を開始する予定。9月28日まで土曜・休日を中心に運転される。運転時刻は新潟9時43分発~会津若松13時31分着、会津若松15時25分発~新潟19時01分着。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る