GMの大規模リコール、死者13名…不具合を2004年から認識していた可能性も

モータースポーツ/エンタメ 出版物
サターン アイオン
サターン アイオン 全 2 枚 拡大写真

米国の自動車最大手、GMの大規模リコール問題。GMがこの不具合を、かなり以前から知っていた可能性があるとして、波紋を広げている。

これは、『USA TODAY』が報じたもの。同メディアが独自に取材した情報を元に、「GMは今回の車両の不具合を、2004年から知っていた」と伝えたのだ。

仮に、この報道が事実とすれば、GMはリコールにあたる不具合と認識しながら、2014年に至るまでの10年間、米当局や顧客に必要な情報を開示しなかったことになる。そして、このリコールの届け出の遅れが、不具合に起因する事故により、13名の死者を出す結果を招いたことにもつながる。

GMのリコールの届け出が遅れた可能性に関しては、すでに米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)も関心を寄せ、調査に乗り出した。リコールの届け出が遅れたと認定されれば、巨額の制裁金が科せられる可能性もある。

GMは2月27日、声明を発表。「すでにNHTSAに、今回の件を年代順に列挙した詳細な報告書を提出。NHTSAの調査には、全面的に協力する」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る