MH370便捜索船が信号捕捉、ブラックボックスか

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MH370便のブラックボックスらしき音波を確認したという発表をするオーストラリア空軍関係者(4月7日)
MH370便のブラックボックスらしき音波を確認したという発表をするオーストラリア空軍関係者(4月7日) 全 5 枚 拡大写真

マレーシア航空(MAS)のMH370便がインド洋上で墜落したとみられる事件で、捜索に参加している豪州と中国の艦船が航空機が搭載するブラックボックスが発信したと思われる信号を数度にわたってキャッチしたと発表した。

周波数は37.5キロヘルツとブラックボックスの信号と同じだが、同機のものかどうか確認するのは難しく、また同機のものであったとしても引き揚げは困難を極めると予想されている。

中国の巡視船「海巡01」がキャッチしたのは、豪州パースから1,550キロメートルほどのインド洋。4日午後4時ごろと5日午後4時ごろの2回で、互いに2キロメートルほど離れている。

一方、豪海軍「オーシャンシールド」が発見したのは5日午後と6日早朝の2回。パースから1,650キロメートルほどの地点で、中国船が発見した場所から600キロメートルも離れている。同艦は米海軍から貸与された探知器「牽引式ピンガーロケーター」を牽引していて受信したもので、8カ国が参加する捜索隊をコーディネートするアンガス・ヒューストン氏は「これまで得られた情報の中で最も有望な手掛かりだ」と述べた。付近の水深は5,000メートルもあるという。

なお米CNNは、マレーシア高官の話としてMH370便がインドネシアのレーダー網にキャッチされないように意図的に同国領空に入らないように飛行した可能性があるとの指摘を紹介した。

伊藤 祐介

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