マレーシア航空機失踪、中国人不明者家族がMAS社員を監禁

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マレーシア航空(MAS)MH370便が3月8日未明に消息を絶った事件で、行方不明となり生存が絶望視されている中国人乗客の親類らが、北京のホテルでMAS社員を10時間以上に渡り監禁したことが明らかになった。

MH370便の乗員・乗客239人のうち154人が中国人だった。

MASが明らかにしたところによると、中国人の乗客の親類らは各国が協力して進めている捜索活動の結果が期待通りではなく、機体の破片すら見つかっていないことや詳細情報が明らかにされないことに不満と怒りを募らせており、説明会が開かれていた北京の「リド・ホテル」の会議室でMASの社員を監禁する事態に繋がったという。

中国人乗客の家族がMASのセキュリティスタッフを襲う事件も起きており、スタッフは軽傷を負ったという。MASは警察に被害届を提出した。

一方、マレーシアを訪問したバラク・オバマ大統領はMH370便の捜索活動について、必要な調査・支援活動を惜しみなく支援すると表明した。オバマ大統領は捜査チームとも連絡をとっており、捜査活動は難航しており時間を要すると考えられるが、マレーシア政府と共に発見を目指すとしている。

機体の捜索活動は南シナ海で行われていたが、手掛かりが見つからず、南インド洋において進められている。オバマ大統領は、米国民はMH370便の乗客・乗員の家族に弔意のメッセージを送っており、ナジブ首相に対しても透明な方法で調査を進めるべきと進言したと明らかにした。

千田真理子

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