複合企業サイム・ダービーは、米国のバイオテクノロジー企業、Verdezyneの株式の一部(30%)を取得し、農園部門の戦略的成長分野で協力すると発表した。Verdezyne株式の30%は3000万米ドル(9億8170万リンギ)相当。
サイム・ダービーのモハマド・バッケ会長兼最高経営責任者(CEO)は声明の中で、パーム油関連の産業バイオテクノロジー企業の持続可能なポートフォリオを成長させると指摘。Verdezyneの株式の一部取得により、サイム・ダービーが所有する農園資産を活用し、事業を拡大させるとした。
サイム・ダービーは子会社のサイム・ダービー・プランテーションの傘下に、サイム・ダービー・リニューアブルズを設立し、価値の高いパーム油由来製品を製造する計画だ。
Verdezyneはパーム油由来原料から、衣料品や靴、自動車部品、接着剤などを製造する技術を持っている。
契約式典にはバラク・オバマ大統領とナジブ・ラザク首相も同席した。