物品サービス税法案、上院通過&成立…マレーシア政府は非課税品目を増やす方針

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアのナジブ・ラザク首相
マレーシアのナジブ・ラザク首相 全 1 枚 拡大写真

2014年物品・サービス税(GST)法案が 5日、上院(デワン・ネ ガラ)で可決された。同法案は4月7日に下院で可決していた。GST 法案可決に伴い、予定通り2015年4月に税率6%で導入される運びとなった。

アハマド・マズラン副財務相は上院審議の中で、現行の税制は経済発展のために有効ではないと指摘。GSTを導入するべきと強調。野党が導入に反対している件については、より効果的で透明性の高い収税システムを導入し、石油収入への依存を削減することを望まないのかと疑問を呈した。また、GST導入により消費者物価指数(CPI)は1.8%上昇すると見積もられているが、これは一時的で新たな収税システムの導入に伴うものであり心配する必要はないと述べた。

GSTの課税対象は689品目で、その内73品目のみの価格が上昇するという。また287品目は価格が下がり、329品目は価格が変わらないという。また、255品目については現在検討が行われている。

ナジブ・ラザク首相は5日、首相府省の月次会合におけるスピーチで、GSTの非課税品目を増やす可能性があるとコメント。堅固な税収基盤を持つことで、地方部、都市部でインフラを整備することが可能となり、国家の発展に、競争力強化に繋がると述べた。また、人的資源や医療等についてもより多くの予算割り当てを計画していると明らかにした。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  2. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  3. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
  4. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  5. ホンダ WN7 が初の国産EV白バイに! 2026年1月の箱根駅伝でデビュー
  6. トヨタ『RAV4』新型、3つのスタイルで登場…まずはハイブリッドを450万円から発売
  7. ホンダ『ステップワゴン』30周年記念車、マルチビューカメラなど快適装備を追加…409万8600円から
  8. スズキ『クロスビー』改良新型、パイオニア製カーナビ設定…9インチHD画面でスマホ連携対応
  9. 日産、NISMO特別モデルと フェアレディZ 改良新型を発表へ…東京オートサロン2026
  10. 日産『セレナ』に新カスタム「AUTECH LINE」初登場! アウトドア向けモデルも
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る