12日に発表された政府改革プログラム(GTP)の年次報告書によると、昨年午前6時から10時の公共交通機関利用者数は43万7525人となり、目標の40万人を超えた。通勤者の21%が公共交通機関利用者となった。ザ・スターが報じた。
マレーシア政府は、2015年までに朝のピーク時の公共交通機関利用者を通勤者の約25%となる75万人に増加させることを目標に掲げている。
ヒシャムディン・フセイン運輸相代行は、首都圏において公共交通機関の利用者を増やすためには、効率的なシステムが必要だと指摘。道路の交通容量は危機的な推移に達しており、鉄道の輸送能力や公共交通機関サービスの頻度を上げることが必要だと述べた。
またクアラルンプールとセランゴール州クラン間の渋滞緩和のため、フェデラル・ハイウェイを走行するバス高速輸送(BRT)システムの導入を計画しており、2016年の完成を見込んでいると述べた。さらにマレー鉄道(KTMB)のアップグレードや自家用車と鉄道を乗り継ぐ「パーク・アンド・ライド」(P&R)の増設も引き続き行っていく方針を明らかにした。