日本を訪問したナジブ・ラザク首相は21日、安倍晋三 首相と会談を行った。安全保障、経済、ルック・イースト政策(東方政策)の第2波、国際情勢分野などで協力を推進する方針で一致した。
会談において安倍首相は、3月8日に消息不明となったマレーシア航空(MAS)MH370便について、見舞いを述べるとともに、今後も支援の用意があると明らかにした。また来年東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国となるマレーシアと地域の課題を含め広範な協力関係を深めて行きたいと述べた。一方でナジブ首相は、MH370便の捜索をめぐる日本の支援に謝意を表明。東方政策の第2波に関する協力を通じ、日本との関係を一層深めて行きたいと述べた。
安全保障分野では、両首相はASEANの海上保安分野の人材育成のために協力を深めて行くことで一致した。