東方政策第2波、ハイテク&技術労働者に注力…訪日中のナジブ首相が表明

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マレーシアのナジブ・ラザク首相
マレーシアのナジブ・ラザク首相 全 1 枚 拡大写真

ナジブ・ラザク首相は22日、訪問先の東京で、ルック・イースト政策(東方政策)第2波に関して、ハイテクや高い技術を持つ労働者育成に注力し、マレーシアの高所得国家入り、価値連鎖(バリューチェーン)の向上を手助けする方針だと表明した。ザ・スターが報じた。

1980年代初頭、マハティール・モハマド首相時代に提唱された東方政策では、日本や韓国を手本に次世代のビジネス・リーダーの育成として留学生派遣など多くのプログラムが実施されてきた。

ナジブ首相は、東方政策が自身の任期においても継続されているだけではなく、マレーシアの改革プログラムに沿って実施されている点を指摘。日本の経済的なリーダーとしての名声は揺るぎないもので、当然の名誉であると述べた。

ナジブ首相はアジア地域は経済的、政治的にも世界が注目している地域であり、最も人口が多い場所となっているとコメント。向こう20年で、アジア地域は世界の国内総生産(GDP)の40%以上を占めることとなり、世界の中産階級の60%がアジアに居住することとなるだろうと予想した。

千田真理子

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