三井物産、ミャンマーで自動車アフターサービス事業を展開

エマージング・マーケット 東南アジア

三井物産は、タイの大手財閥であるサイアム・セメント・グループの子会社SCGトレーディング(SCGT)と共同で、ミャンマーで自動車アフターサービス事業を展開する。

両社が設立した投資会社SCGTオートモービルと、ミャンマーのオリエンタル・アペックス・カーセールス&サービスズ(OAC)で合弁会社ミンガラー・モーター(MGM)を設立した。資本金は650万米ドルで、SCAが75%、OACが25%出資する。今年9月に、ヤンゴン市に本店となるサービスステーションを開設、事業を開始する。

ミャンマーの自動車登録台数は、中古車を中心に約40万台と推定、高品質のアフターサービスに対するニーズが高まっている。三井物産は、SCGT、OACとともに新会社MGMを設立してサービスステーション事業を展開する。

また、ミャンマーでは今後、新車の市場開放も予想されており、人口6000万人を超える同国では自動車市場の急拡大が見込まれてる。三井物産は高いポテンシャルを持つミャンマー自動車市場へ積極的に参入していく方針で、今回の事業はその第一歩となる。

三井物産は、1990年代には日本企業として最多の事業投資を行っており、2012年にはミャンマー産米の輸出事業を20数年ぶりに再開するなど、他社に先駆けて事業を展開している。

《レスポンス編集部》

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