中国系ZTEマレーシアが贈賄容疑、汚職摘発委が捜査

エマージング・マーケット 東南アジア

汚職摘発委員会(MACC)は、大手通信設備・端末メーカーの中国系ZTEマレーシア及びその幹部に対する贈賄容疑で捜査を行ったことを明らかにした。

MACCに告発したのは、国内のある通信会社の上級幹部で、クアラルンプール(KL)市内の高級レストランでZTEのカントリーマネジャーと新たな契約について話し合った。上級幹部は別れ際にZTEの中国国籍のカントリーマネジャーから箱入りのチョコレートを「お土産」として渡された。自宅に戻って箱をあけてみると、チョコレートではなく数万リンギの現金が入っていたので驚き、返還しようとしたが拒否されたため、上司に相談した上でMACCに告発したという。

MACCによると、問題のカントリーマネジャーはすでに出国している。

同通信会社は数年前にZTEと独占契約を結んでいたが、今回の贈賄容疑の件でZTEとの新規契約を再検討すると共に、過去の契約についても見直しを行う方針だ。
ZTEは過去にも何度も贈賄で取り沙汰されており、2008年にはノルウェーのテレノル・グループが新規事業からの半年間のZTEの締め出しを発表している。
(マレー・メイル、6月2日)

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  6. 軽自動車よりも小さい! 15歳から運転できるオペル、約132万円から販売
  7. 王者アルファードを超えるか? メルセデスベンツの次世代高級ミニバンに熱視線!「車の域を超えてる」
  8. ブリヂストン史上最長、約13万kmの走行保証…新タイヤ「トランザ エバードライブ」米国発売
  9. 日産が経営再建計画「Re:Nissan」を発表---7工場閉鎖、2万人削減、2026年度黒字化
  10. ジープの最小モデル『レネゲード』が2027年にフルチェン! これが市販型デザインだ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る