【日産 スカイライン200GT-t 試乗】4気筒で十分、ステアリングはこちらの勝ち…諸星陽一

試乗記 国産車
【日産 スカイライン200GT-t 試乗】4気筒で十分、ステアリングはこちらの勝ち…諸星陽一
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試乗を行ったのは神奈川県横須賀市にあるグランドライブというクローズドコース。時間にして5分にも満たない短い間であったが、4気筒ターボのよさを感じることはできた。比較的低回転から過給されるタイプのエンジンで、力強さも十分。ターボラグも感じない。

スカイラインは6気筒であるべきという論調もあるが、4気筒には4気筒のよさがあり、それが活かされていれば別にいいというのが私の考え。従来のNA2.5リットルより加速も燃費もいいというデータがあるので、この200GT-tは正解なのだ。スカイラインから6気筒をなくしたのではないということを忘れてはならない。

200GT-tにはハイブリッドに採用されたダイレクト アダプティブ・ステアリングではなく、電動油圧パワステが装着されている。ダイレクト・アダプティブ・ステアリングはどうしても自分の意志とクルマの動きにズレが生じるが、電動油圧パワステはそれがない。ダイレクト・アダプティブ・ステアリングはキックバックがない、クルマ側が修正舵を行うなどの利点はあるが、まだ懐疑的な部分も多く、今のところ電動油圧パワステに軍配が上がる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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