マレーシア航空、広胴型機の統一計画を棚上げ…輸送能力過剰を回避

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア航空
マレーシア航空 全 1 枚 拡大写真

経営難に苦しむマレーシア航空(MAS)は、広胴型(ワイド・ボディー)機の統一計画を棚上げする方針だ。

MASグループのアハマド・ジャウハリ・ヤフヤ最高経営責任者(CEO)によると、当初の計画では保有機材の一新を進めるため既存のボーイングB777-200ERをエアバスA330と入れ替え、地方路線にはATRのターボプロップ機を使用する予定だった。3年前から計画は進められてきたが、輸送能力過剰を避けるために計画を棚上げすることになった。

MASは2015年末までに狭胴型(ナローボディー)の小型ジェット機、ボーイングB737-800型機8機の受領を予定しており、機体の刷新計画が完了することとなる。最新の機材を投入することで15~18%の燃料削減が可能となり、航続距離も伸びる。MASは現在151機の航空機を所有している。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  2. ヤマハ、V4エンジンを搭載した新型「YZR-M1」を初公開! MotoGP サンマリノGPに投入へ
  3. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  4. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  5. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
  6. ボディ骨格強化&吸気効率アップ! トヨタ『GRカローラ』一部改良モデル発売へ、供給体制も改善
  7. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
  8. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  9. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  10. プレミア化は必至!?『ランクル』を知り尽くしたトヨタ車体の「ラリー仕様」限定車にSNS歓喜
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る