「石油ガス資源は国民のもの」発言、マレーNGOが批判

エマージング・マーケット 東南アジア

国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)のシャムスル・アズハル・アッパス会長兼最高責任者(CEO)が、マレーシア国内の石油&ガス(O&G)の資産がブミプトラ(マレー人および先住民族の総称)だけのものではないと発言。

それに対してイスラム系非政府組織(NGO)のペルカサが反発している。

シャムスルCEOの辞任を求めている。

シャムスルCEOは「エッジ」の取材に対して、ペトロナスの資産は全てのマレーシア人のものであると強調。能力を重視すべきとの考えから能力ある非マレー人材を登用するよう社内改革を行なっているとし、相手がマレー系企業だからといって無条件に事業を下請けに出すつもりはないと述べた。

ペルカサは記者会見を開き、シャムスルCEOが不適切な発言をしたとしたうえで、CEOとしてふさわしくないと指摘。また前CEOの時期よりもペトロナスの業績が悪化していると明らかにした。また企業の透明性を高めるために事業契約を締結した業者のリストを公表すべきとの見解を示した。
(マレーシアン・インサイダー、6月26日)

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  4. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  5. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
  6. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  7. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
  8. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  9. トヨタ株価が急反落、今期業績上方修正も失望売り
  10. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る