クレハ、中国にリチウムイオン電池材料の販売会社を新設…EVやPHV市場拡大に対応

エマージング・マーケット 中国・東アジア

クレハは、子会社のクレハ・バッテリー・マテリアルズ・ジャパン(KBMJ)が中国にリチウムイオン電池材料の販売会社が7月1日から営業開始すると発表した。

中国に設立したリチウムイオン電池材料販売会社は「呉羽電池材料(上海)」で資本金は60万ドル。新会社は中国でリチウムイオン電池用バインダーとハードカーボン負極材を販売する。

大気汚染が深刻な中国では今後、ハイブリッドカーや電気自動車、プラグインハイブリッドカーの投入が本格化する見通しで、これに伴ってリチウムイオン電池の需要も拡大する見通し。現在、クレハグループでは、年産4000トンのバインダー用途を主とするフッ化ビニリデン樹脂の製造設備をクレハのいわき事業所内に持つが、今後の需要拡大と原料を安定確保するため、中国・常熟にも年産5000トンの製造設備を完成、4月から試運転を開始している。

中国に販売会社を新設して、車載用リチウムイオン電池メーカー各社と緊密に連携して、市場ニーズに迅速に対応するとともに、技術サポートを含めてカスタマーサービスを充実させる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「かつての『サニー』が随分と立派に…」日産の新型セダンが話題に!進化したVモーションにも注目
  2. 日産『ルークス』に「AUTECH LINE」、新型唯一のブラック内装…225万8300円から
  3. ポルシェ、電動化戦略を大幅見直し…内燃エンジンモデル拡充へ
  4. ランボルギーニ、全長30mの新型ヨット「101FT」発表…3エンジンで7600馬力
  5. BYDの3000馬力EV『YANGWANG U9』、496.22km/hで世界最速市販車に…ブガッティ『シロン』超えた
  6. フェラーリ『849テスタロッサ』、日本初披露…価格は6465万円から
  7. 「初代に立ち戻った感じでよき!」ルノー『トゥインゴ』の新型予想が話題! エンジン車にも期待の声
  8. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  9. マツダ「ロードスター」、燃料装置の不具合で1万8491台リコール届け出[新聞ウォッチ]
  10. トヨタ『ランドクルーザー250』、米2026年型は今秋発売…日本にない326馬力「i-FORCE MAXハイブリッド」搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る