政府系企業、70億リンギのビジネス機会創出へ…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

ナジブ・ラザク首相(兼財務相)は17日、ブミプトラ(マレー人と先住民族の総称)経済委員会の会合後、政府系企業(GLC)および政府系投資会社(GLIC)が今年、70億リンギ相当のビジネス機会を提供することになるとの見通しを示した。

ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・サンが伝えた。

この指数は、GLCとGLICの主要業績指標(KPI)に基づく試算。ナジブ首相はKPIについて、ブミプトラ全体の競争力強化に繋がり、市場に優しく排他的ではないと指摘。今年のイニシアティブでは、ベンダー開発プログラムを通じて50社のベンダーを新たに創出し、他にも大学卒業者の雇用可能性を高めるためのプログラムやブミプトラ向けの奨学金貸与などの取り組みを行っていると述べた。

今回のKPIに基づき、商業向け、住宅向け不動産の建設プロジェクトに13億リンギの追加投資が割り当てられる予定だ。GLCはまた、デジタルサービスセクターに関わるブミプトラに対する1億リンギの割り当てを行っている。既存の人材や能力の育成を行う計画だ。

政府はサバ・サラワク州出身者を中心に、若い世代のブミプトラがビジネスに関するアイデアを売り込むことができるよう、支援を行う計画だ。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  5. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  6. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  7. ヤマハ『R7』が全面進化! 電子制御、シャシー刷新で示す「ミドルスーパースポーツの新たな可能性」
  8. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
  9. V3エンジンを電子加給! ホンダ『V3R 900 E-コンプレッサー』をEICMAで初公開、量産に向け開発中
  10. BYDの軽EV『ラッコ』をどう売っていくのか? 日本専用開発のねらいを東福寺社長に聞いた
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る