国営石油会社のペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)は、マレー半島沖合いのバナン油田で、予定を3カ月前倒しにして7月15日に生産を開始したことを明らかにした。ザ・スターが伝えた。
バナン油田はカーパル、バナン及びメランティ(KBM)クラスターの2番目の油田。カーパル油田では2013年12月に生産を開始しており、バナン油田での生産はこれに次ぐものとなる。油田では6000バレル/日の生産が見込まれており、60万バレルの備蓄タンカーを運用する。
KBMクラスターは、ペトロナスがコースタル・エナジーKBMとペトラ・エナジーとの間でリスク・サービス契約(RSC)方式で行っている8年間のプロジェクト。カーパル油田では1日当たり1万バレルを生産している。