致死率90%…エボラ感染者の末路を知る医師が、奇跡的な生還

エマージング・マーケット 中東・アフリカ
関連画像
関連画像 全 1 枚 拡大写真

エボラ出血熱空奇跡の生還
今年3月からアフリカ地域で感染が拡大しているエボラ出血熱から9月3日奇跡の生還をアメリカ人医師がはたした。

エボラ出血熱の致死率が現在最大90%を越えてきているなか、末だ有効な治療法は確立していない。

アメリカ人医師ケント・ブラントリーさんはエボラ出血熱の診療センターの責任者をしていて、7月23日にエボラ出血熱を発症。

自身が今までエボラ出血熱の患者の処置をしていたことで、ブラントリーは「この病気にかかるとどんな経過をたどってどんな最期を迎えるのか、私には分かってしまった」(CNNより引用)と当時の絶望的な気持ちをかたった。
しかしブラントリーさんは、死の恐怖を乗り越え奇跡の生還をはたした。
(画像はイメージです)

冷たい視線を浴びる生還者
ブラントリーさんのように、奇跡の生還を喜ばれるものばかりではない。

エボラ出血熱から生還した人が、まだ人にうつす可能性があると思っている人もおり、そのことで仕事をやめなければいけない人、街に出れば冷たい視線を浴びたり冷遇されている。

これは、エボラ出血熱に対する知識が不足していることが原因だ。エボラ出血熱の感染源を白人が持ち込んでいると思っていて、治療施設がエボラ出血熱の実験施設と思っているものもいるようだ。
そのような状態なので、治療を拒む人や発病を隠す人などもいるため、病気の拡大につながっている。

適切な対応をするためには、人々に広くこの病気の症状や対策を認知してもらうのも、拡大を食い止める一つの手になるのではないだろうか。

エボラ出血熱 奇跡の生還

《アフリカビジネスニュース》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. スクーターに求めるのは日常か、非日常か? “個性つよつよ”な2台、ヤマハ『NMAX155』とホンダ『ADV160』を徹底比較!
  3. 話題の日産の新型セダン『N7』がお目見え! 日本導入に期待せざるを得ない…ジャパンモビリティショー2025
  4. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  5. シトロエンの超小型EV『アミ』、初のマットブラック仕様「ダークサイド」登場…約157万円から
  6. ルノー『クリオ』新型、フランスで受注開始…約350万円から
  7. マツダ2よりも小さい!『VISION X-COMPACT』は次世代コンパクトクロスオーバーなのか?…ジャパンモビリティショー2025
  8. 三菱自動車、新型EVと『アウトランダー』のオフロード仕様を北米投入へ…2026年度
  9. まもなく閉幕! レクサス「6輪ミニバン」が首位…ジャパンモビリティショー2025注目記事ベスト5
  10. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る