マレーシアデー、「サラワク・サバと共に歩む」ナジブ首相

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マレーシアのナジブ・ラザク首相(参考画像)
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ナジブ・ラザク首相は16日、サラワク州ミリで行われたマレーシア・デーの51周年の祝賀イベントに参加。ザ・スターが報じた。

サラワク州やサバ州がマレーシア半島と統合してから51年が経過してきたとし、これからも2州と共に進んでいくとの表明した。

ナジブ首相は、「これまでマレーシアは様々な困難を乗り越え、1つのファミリー、1つの国家として前進してきた」と述べ、今後もマレーシア半島とサラワク、サバ2州を切り離すことはないと強調。両州にマレーシアに対して不満をもっていることから、独立を望んでいる団体もいるが、連邦政府は両州の州民のことを考慮していると述べた。大きなファミリーになれば問題も生じるが、一家の長としていつでも聞く耳を持っていると表明した。

サバ・サラワク州内では、天然資源を収奪されるだけで国家から恩恵を受ける事が少ないとの不満の声も上がっており、独立すべきと公言する勢力も存在している。マラヤ連邦が1957年に独立した際にはサバ・サラワク州は入っておらず、1963年にシンガポールと共に合流した(シンガポールは1965年に独立)。独立記念日(ムルデカ・デー)とは異なって、マレーシア・デーは現在のマレーシアの国を形作った記念の日となっており、国家の団結を強化する目的で2010年に国民祝日に指定された。

広瀬やよい

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