マレーシアデー、「サラワク・サバと共に歩む」ナジブ首相

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアのナジブ・ラザク首相(参考画像)
マレーシアのナジブ・ラザク首相(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

ナジブ・ラザク首相は16日、サラワク州ミリで行われたマレーシア・デーの51周年の祝賀イベントに参加。ザ・スターが報じた。

サラワク州やサバ州がマレーシア半島と統合してから51年が経過してきたとし、これからも2州と共に進んでいくとの表明した。

ナジブ首相は、「これまでマレーシアは様々な困難を乗り越え、1つのファミリー、1つの国家として前進してきた」と述べ、今後もマレーシア半島とサラワク、サバ2州を切り離すことはないと強調。両州にマレーシアに対して不満をもっていることから、独立を望んでいる団体もいるが、連邦政府は両州の州民のことを考慮していると述べた。大きなファミリーになれば問題も生じるが、一家の長としていつでも聞く耳を持っていると表明した。

サバ・サラワク州内では、天然資源を収奪されるだけで国家から恩恵を受ける事が少ないとの不満の声も上がっており、独立すべきと公言する勢力も存在している。マラヤ連邦が1957年に独立した際にはサバ・サラワク州は入っておらず、1963年にシンガポールと共に合流した(シンガポールは1965年に独立)。独立記念日(ムルデカ・デー)とは異なって、マレーシア・デーは現在のマレーシアの国を形作った記念の日となっており、国家の団結を強化する目的で2010年に国民祝日に指定された。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  6. 「欧州のカローラになりそう」ルノーの最新ハイブリッドコンパクトに日本のファンも熱視線!
  7. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  8. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  9. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  10. 中古車の『ヴォクシー』『ノア』をトヨタがカスタム、「URBANATURE」シリーズ初出展へ…東京アウトドアショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る