小額決済の銀行窓口手数料に不満の声、6千リンギ未満で銀行が課金

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

複数の国内銀行が窓口における6,000リンギ以下の小額決済に6リンギの手数料を課しており、ビジネスマンなど利用者から苦情が出ている。

人民運動党(ゲラカン)公共サービス・苦情局には、手数料について通報が寄せられている。カウンターで必要な6リンギの手数料は、現金自動預払機(ATM)や入金機を使えば支払う必要はない。ただし、小銭や小額紙幣が必要な取引ではカウンターを通じて手続きをするしか方法がなく、6リンギの手数料が課されることに不満の声が出ている。

銀行側は、手数料は中央銀行バンク・ネガラが承認していると説明しているが、実際は中銀も承認していないと主張しているという。

ゲラカンは小額紙幣や小銭を利用できる機械を設置して不要な手数料支払いをせずに済むようにすべきとの意見だ。ゲラカン公共サービス・苦情局は、銀行や保険会社、タカフル(イスラム式保険)会社、開発金融機関やカード業者などの金融サービス・プロバイダーとの間の紛争を解決するためには金融調停局(FMB)(www.fmb.org.my)を通じて申し立てを行うことができるとした。
(ザ・サン、10月14日)

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  6. 【エンジン音あり】話題の新型ホンダ『CB1000F/SE』の“図太”直4サウンドを鈴鹿で堪能! ライポジ&足つきを最速チェック
  7. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  8. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  9. ソニー・ホンダ初のEV『AFEELA 1』、量産試作を開始…ホンダの米オハイオ工場で
  10. スズキの新型ネオレトロバイク『GSX-8T/TT』が日本初公開!「鈴鹿8耐」会場で目にしたファンの声は
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る