UEMグループが率いるコンソーシアムを含めた6組が、クアラルンプール(KL)中心部で進められている「ワリサン・ムルデカ(KL118タワー)」建設プロジェクトの上部構造の建設契約の入札に参加した模様だ。12月15日付の英字紙「ニュー・ストレーツ・タイムズ」が報じた。
入札期限は1月28日で、契約の規模は30億リンギ程度と見られている。
UEMグループは韓サムスンと入札に参加するため合弁を組んでいる。また、IJMコープはブミプトラ(マレー人と先住民族の総称)企業であるノーウェスト・ホールディングス、日本の清水建設と合弁を組む。他に入札に参加するのはマレーシアン・リソーシズ(MRCB)、WCTなど。
KL118タワーの建設プロジェクトはペルモダラン・ナショナル(PNB)が進めているもので、全体の総開発価値(GDV)は60億リンギ。10年間に渡って開発が行われる予定だ。118階建てとなり、KLのアイコン的存在の高層タワービルとなり、多国籍企業からの投資誘致が見込まれている。ホテルや商業施設なども建設される。また、大量高速輸送(MRT)の駅とも接続される。
PNBグループのハマド・カマピア最高取締役兼会長は、入札を通じて優れた業者に発注することを希望しているとコメントした。