通貨リンギは過小評価、ゼティ中銀総裁「より高く評価されるべき」

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マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

中央銀行バンク・ネガラ・マレーシア(BNM)のゼティ・アクタル総裁は11日、2014年度年次報告書の発表会見において、通貨リンギが11日午前に1米ドル=3.70リンギとなったことに触れ、過小評価されているとの考えを示した。

ゼティ総裁はマレーシア経済のファンダメンタルズは依然として強固で、通貨の評価にも反映されるべきだと指摘。中銀による評価を基にすると、現在の水準は大幅に過小評価されていると言わざるを得ないとした。その一方で、リンギ安により輸出業者が恩恵を受けているとも述べた。

同総裁はさらに、マレーシアが域内で最も好調な経済の1つでもあり、失業率も3%以下と低くなっていると指摘。預金も多く、銀行セクターも強固な基盤を持っており、経常収支も黒字となっていることから通貨リンギはより高く評価されるべきだと語った。

千田真理子

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