通貨リンギは過小評価、ゼティ中銀総裁「より高く評価されるべき」

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

中央銀行バンク・ネガラ・マレーシア(BNM)のゼティ・アクタル総裁は11日、2014年度年次報告書の発表会見において、通貨リンギが11日午前に1米ドル=3.70リンギとなったことに触れ、過小評価されているとの考えを示した。

ゼティ総裁はマレーシア経済のファンダメンタルズは依然として強固で、通貨の評価にも反映されるべきだと指摘。中銀による評価を基にすると、現在の水準は大幅に過小評価されていると言わざるを得ないとした。その一方で、リンギ安により輸出業者が恩恵を受けているとも述べた。

同総裁はさらに、マレーシアが域内で最も好調な経済の1つでもあり、失業率も3%以下と低くなっていると指摘。預金も多く、銀行セクターも強固な基盤を持っており、経常収支も黒字となっていることから通貨リンギはより高く評価されるべきだと語った。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  3. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  6. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  7. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  8. VW史上最も安価なEV、『ID.2』の量産ボディを激写! 価格は2万5000ユーロ以下?
  9. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  10. 「赤色くるー!!」2026年モデルのカワサキ『エリミネーター』に熱視線!新カラー&グラフィック追加へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る