GST後に一部の商品が20-30%値上がり 参考価格と乖離…マレーシア消費者協会

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
マレーシア(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

マレーシア消費者協会(FOMCA)のモハマド・ユソフ副会長は、一部の商品が国内取引共同組合消費者行政省が発行している物品・サービス税(GST)ガイドブックに示されている参考価格に比べて高過ぎると指摘した。南洋商報が報じた。

商品によっては20-30%も高くなっているという。

国取省のガイドブックは昨年11月時点の物価に準拠して消費者の参考になるようにと作成され、今年2月に発行された。セランゴール州ペタリンジャヤのショッピングモールで視察を行ったモハマド・ユソフ副会長は、ガイドブックの参考価格と著しく乖離している商品が売られていた場合には通報して欲しいと呼び掛けた。FOMCAは4月1日のGST導入に先駆けて、業者によって便乗値上げがされていないか独自調査を行うと発表していた。

野党・民主行動党(DAP)のテオ・ニーチン下院議員は、ベビー用品の価格がガイドブックに記載されている参考価格に比べて15%も高くなっていると指摘した。

ある紙おむつは参考価格が34.45リンギとなっていたが、スーパーマーケット3カ所で調べると40リンギ超になっていた。また1.8キログラム入り缶入りミルクは、同52.75リンギだったのが61リンギ超になったという。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  6. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  7. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  8. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  9. 三菱『アウトランダー』に初のオフロード仕様!「トレイルエディション」米2025年モデルに
  10. 大胆な2人乗りの『シエンタ』登場、空間をカスタマイズできるコンプリートカー「JUNO」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る